◆人生はあなたが中心ではありません。人生の目的は、個人的な達成感、心の平安、幸福などよりもはるかに偉大なものです。それは、あなたの家族や仕事、あるいは夢や野心などよりもずっと偉大なものです。なぜこの地上に存在しているかを知りたいなら自分を超えた偉大な存在、すなわち「神」から始めなければなりません。あなたは、神の目的に従って、しかもその目的のために造られたのです。
◆「人生の目的」というテーマは、何千年にもわたって人々の悩みの種となってきました。その理由は多くの場合、私たちが間違った出発点、すなわち「自分」から出発してしまうことによります。しかし自分を中心にして考えていても、人生の目的は決して見えてきません。聖書にはこう書かれています。「すべて息あるものを支配しておられるお方、それは神である。すべて命あるものは神の力強い御手の中にある」(ヨブ1２:10)。
◆多くの人たちは、自己実現のために「神｣を利用しようとします。「魔法のランプの精」か何かのように、神を自分の願いを実現させるための「召使い」のように考えたがるのです。しかし、それは自然の理に逆らうことであり、失敗に終わるのは目に見えています。あなたが神のために造られたのであって、その逆ではありません。人生とは、神の目的のために自分を用いていただくことであって、神を自分の目的のために利用することではないのです。聖書は言っています。「自分に固執していると、やがて行き詰まることになる。しかし、神を仰ぎ見ていれば、開放的で、広々とした、自由な人生が目の前に開けてくるのである」(ローマ８:６)。「人生の目的を探る旅」(リック・ウォレン著)より 神山 武
