『 不確実な時代の明確な基準 』 3/11

Shin1

◆世界は急変しています。すべてのことは不確かな霧の中を歩いているように不鮮明な状況の中を私たちは生きています。 多くの人々は、多元主義・相対主義の波の上に漂流しています。

◆今日だれでも「人生の明確な基準」を探しています。権威あるみことば、信じるに足る声に飢え渇いています。混迷の時代において、何が確かな判断基準なのでしょうか?何が命をかけるほど価値ある真理なのでしょうか?

◆実は、大切な決定を下すときに必要な基準は、そんなに複雑なものではありません。シンプルかつ明確な原則をつかんでいる人は、危機と困難という泥沼から抜け出せるものです。「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」という長いタイトルの本があります。その本の強調していることは簡単です。「人生はいかに生きるべきか」「何をすべきか」「どのように存在すべきか」などという問題に対する答えは「高度な知恵」にあるのでなく、とても「単純な知恵」にあるということです。人生において成功した人々に共通してみられることは、彼らはたいそうな知恵のゆえに成功したというよりも、非常に単純ないくつかの真理を握り締めて生きたということです。

◆モーセの生きた時代は、現在に匹敵するほど難しい時代でした。自分と民族の運命が全くわからない、不確実な時代を生きたのです。けれどもモーセは、出エジプトの英雄となり、イスラエルを救う神の道具として用いられました。

◆次週から、神様が注いでくださる「明確な判断基準」を、危機を乗り越えたモーセから聞いていきたいと思います。

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