◆ヘブライ語において「柔和」ということばは、「野生の馬を飼い慣らす」という意味があります。野生の馬のような人はどのような人でしょうか。たとえ力があっても、主人の思いどおりに動かない人です。野生の馬は、どんな馬より力がありますが、だれも野生の馬に乗ろうとしないでしょう。なぜなら制御されていない力は災いだからです。
先日被災地の美容院で髪の毛を切ってもらった。
髪型の注文をしてすぐに地元の人間でないことがばれる。
美容師さんの家は津波の被害にあわずに済んだ。
しかしライフラインは止まり、自衛隊の支援が来るまで不安な日々を過ごし、
水道が使えるまで不自由だった。と話してくださる。
この方の家は大きな建物の影になり近所5件が取り残されていて、
自衛隊員は「遅くなってすみません」と謝られたようです。
小さなお孫さんがおられるこの家族のご苦労はいかばかりだったろうか。
知り合いの避難所生活のことや一年が過ぎた今までのことをいろいろと
話してくださるが、私が地元の人間でないからこそ話ができたという内容もあった。
さて髪の毛が整った。次の仮設へ行こう。
私は毎月アフリカのルワンダで働く佐々木和之宣教師を支援をしてます。
支援をすると、佐々木さんを支援する会から現地の状況や、佐々木宣教師の働きの報告を載せた会報紙『ウブムエ』をいただくことができます。
この(ほんの少しの)支援と会報が、私と佐々木和之さん、そのファミリー、またルワンダをつないでます。
今回『ウブムエ』No,20の巻頭言を書かれたのは武藤小枝里さん(人材育成教育開発専門家)です。
武藤さんは、二度目のルワンダ赴任(2007年)に佐々木さん一家と出会い、それからずっと佐々木さんの働きを見てこられた方です。
彼女は『2007年にルワンダに再赴任した時、ルワンダの未来を確信出来たのは、復興事業によって街並みが美しくなったからでもなく、新車で溢れる新しい道路を目にしたからでもありません。
気の遠くなるような、心の傷の癒しに向き合う佐々木さんの姿だったのです。
(この人は針の穴を通る覚悟をした人なのだ)と感じました』 と書いておられます。
17年前のルワンダ紛争の悲劇は年月とともに忘れさられそうな中、和解のプロジェクトを進めておられる佐々木さんの働きを祈り、応援し続けたいと思っています。
『光は暗闇のなかに輝いている』
ヨハネによる福音書1章5節
佐々木和之さんは「私は信じます 神様の和解の働きは真っ暗闇にしか見えないような現実の只中でこそ進められていくことを」
*Joyチャペルの『佐々木さんを支援する会』については菊地さんが窓口です。