〜遠野の風だより〜 No.2 『被災地の美容院で』

ありこ

先日被災地の美容院で髪の毛を切ってもらった。
髪型の注文をしてすぐに地元の人間でないことがばれる。

美容師さんの家は津波の被害にあわずに済んだ。
しかしライフラインは止まり、自衛隊の支援が来るまで不安な日々を過ごし、
水道が使えるまで不自由だった。と話してくださる。
この方の家は大きな建物の影になり近所5件が取り残されていて、
自衛隊員は「遅くなってすみません」と謝られたようです。
小さなお孫さんがおられるこの家族のご苦労はいかばかりだったろうか。

知り合いの避難所生活のことや一年が過ぎた今までのことをいろいろと
話してくださるが、私が地元の人間でないからこそ話ができたという内容もあった。

さて髪の毛が整った。次の仮設へ行こう。

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