『 若い時にいっぱい失敗・挫折を 』 10/21

Shin1

◆今年のノーベル生理学・医学賞受賞された山中伸弥さんが受賞者フォーラム「次世代へのメッセージ」で高校生ら青年に次のようなエールを送った。「失敗すればするほど幸運は来る。若い間に、いっぱい失敗して、挫折してください。」「一回成功するには、平均9回くらいは失敗しないと。人生も実験もそうだ。私自身の経験から言える。若い間に、いっぱい失敗するのは恥ずかしいことではない」と語られた。

◆私も、これまでの歩みを振り返ると、何度も何度も失敗、挫折を経験してきた。そんな時、とにかく早く何とかそこから解放されることが先決だと考えて、そこから逃げたいと思った。そんな時、「わが子よ、主の鍛錬を軽んじてはいけない。主から懲らしめられても、力を落としてはいけない。...鍛錬として忍耐しなさい」(ヘブライ12:5〜7)と、あの痛かった失敗、挫折の苦しい経験も実は貴重な主の訓練の機会だったのだと悟らされた。
◆苦しみのない虫のいい人生などというものを、聖書は、どこにも約束していない。けれども、苦しみ(失敗、挫折)もまた益に変えられるすばらしい人生の失敗、挫折をさえ、ばねにして、そのつど、一回りも二回りも自分自身が大きく成長させられていく、そんな人生を、聖書は確かに約束しているのです。
「苦しみにあったことは、わたしに良い事です。これによってわたしはあなたのおきてを学ぶことができました」
                (詩篇119:71 口語訳)

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