〜遠野の風だより〜 No.16

ありこ

小鎚第4仮設集会所の増設が終わり、10月25日のお茶会は
広々と使える、と楽しみでしたが、
西南学院大学の学生と私たちで16名、仮設住宅から
18名の参加があり、総勢34名が入るといっぱいいっぱいでした。
でも、以前の集会所では入りきらなかったでしょう。

テーブルを一の字に並べて取り囲んで座ったので、みんなの顔が見えて
一体感があり、とても良かったです。
ストレッチ体操をしたり、茶摘を歌いながら二人迎え合わせで
手遊びをし、ワンフレーズずつ相手を変えて、孫のような若い学生と
ふれあいながら、みなさん笑顔で楽しそうでした。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、片付けに入ると、名残惜しそう
仮設に帰っていかれました。

夕食後に毎晩、ボランティア活動で感じたことを分かち合う時間が
あります。
被災地に入るのは初めてという学生が多く、福岡では報道が少なくなり
復興が進んでいると思っていたのに、目にする町は瓦礫が積まれていて、
家の土台は雑草に覆われ、復興とは程遠いことに戸惑った。しかし
お茶会ではおばちゃん達に笑顔で受け入れてもら
これらの体験を通してそれぞれに考えること、思うことが与えられ、
それを福岡で広めたい。との感想が多くありました。

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