今週の一面『ならぬものはならぬ』 1/27

Shin1

本年の大河ドラマ「八重の桜」が1月6日から始まりました。会津藩に生まれた山本八重の一生を描くものです。JOYチャペルでは、石田牧師からこの大河ドラマの情報をいち早く得ていました。新島襄との出会、同志社大学の設立、日清、日露戦争では兵隊の看護のために戦場に出て行くところなどを描くと思われます。

第1話の視聴率は21.3%で大河では上位に入ったそうです。時代、配役、脚本、原作、おらが国等の複数に興味があると視聴率が上がるのかと思います。第1話について、他のテレビ、ラジオでも取上げられていたことから好評版であったと思われます。
会津藩には、什の掟という戒めを子供の頃からしつけとして教えており、藩士そして藩の重役もその思想を大事にしていました。その根底にあるものは、徳川幕府に対して忠誠を誓うことでした。什の掟の最後に「ならぬことはならぬものです。」という言葉があります。
 八重は、砲術指南役の父に鉄砲を教えてくれと頼みますが、「おなごはなぎたをやるもんだ。」と取り扱いません。八重はしつこく頼みますが、父は「ならぬものはならぬ。」として話しを遮ってしまうのです。これから目を離せなくなると思いますので、見てくだっしょ。
マタイ21:12~13でイエス様は、神殿で商売をしている人たちを厳しい表情で追い出し、「『私の家は、祈りの家と呼ばれるべきである。』ところがあなたたちは強盗の巣にしている。」と語っています。神殿で祈りを捧げようとする人の便宜を図って、ついでに金儲けをしようと企んだ人間の罪を見抜いてお叱りになったのです。この世で生活していく上で、結果を得られれば途中はどうであっても構わないということが多くなってきたように思えます。イエス様に従って歩む事を誓った私たちは、悪魔の策略に心を惑わされることなく、「ならぬものはならぬ。」と言い続けられるよう心を強くしていきたいと思います。                     (伊東昌彦)

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