今週の一面『ターニングポイント』2/24

Shin1

◆人生には、いくつもの変化点があります。人との出会い、別れ、愛する人の死、励ましの言葉、経済的な極端な変化、仕事との出会い、自他の病気、入院、手術、結婚、出産などです。人生での変化点をターニングポイントと称するようです。人は、このようにたくさんのターニングポイントを通過します。ターニングポイントを通過するときに、向きをどちらへ向けるのかが大きな課題であり、その結果として人生が変わっていくのだと思います。

◆測量に、高低を測量するものがあります。この測量にもTP(ターニングポイント)という言葉があります。人生の変化点とは違いますが、このTPをうまく通過しないと精度を出せません。平らなところの高さは簡単に出せますが、これから造成をする山の相当数の高さを測るのは、なかなか大変です。観測者とスタッフと言われる5mまで伸ばせる定規を、垂直に立てる扱い者との息が合わないとうまくいきません。高低差20mの上り下りでの観測誤差5mm以内に収めれば相当な精度といえます。

◆イエスキリストとの出会いは、大きなターニングポイントです。人生の変化点であり、これからの方向まで示してもらえるのです。その精度は、「(イエスキリストを)信じる者は、失望することがない。」(ローマ9:33)といわれる高いものなのです。あの弟子が「すぐに網を捨てて従った。」(マルコ1:18)のように全てをイエスキリストに委ねることで、人生が変わっていくのです。毎日の生活は、イエスキリストと息が合う生活になるのです。恨みではなく、感謝に。失望ではなく希望に。不安ではなく喜びに。怒りではなく赦しに。変わっていくのです。
                      (伊東昌彦)

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