今週の一面『イエスとは誰か No.1』 2/3

Shin1

  新しい歌を主に向かって歌え(詩篇98:1)
◆ 新しい時が始まりました。今年こそはと心に思いを定めることもきっとおありのことでしょう。元旦の新しさの中に、時の流れの新しさに加え、キリストによって造り変えられた新しさを見るのが、信仰者の新年の迎え方の中にあっても不思議ではありません。聖書によれば、信仰者はキリストによって新しく造り変えられた者です。

◆ パウロは、「キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた」(Ⅱコリ5:7)と言います。この新しさを信仰者は自らの中に確認する機会を今日得たと言うべきでしょう。
◆ 人間の文化は成長や進歩向上を遂げつつ新しさを形成しますが、信仰の新しさは神の恵みによる新しさです。恵みによる新しさは、予想することもなく、計画によってでもなく、瞬時に与えられたというべき変革です。信仰者はこの恵みによる変革によって、わが身がすっかり新しくされていることを驚きと感謝のうちに受け取るのです。
◆ この詩篇の作者は、「今」というこの時に恵みによって変革した自分自身を発見して、「新しい歌を主に向かって歌え」と言っているのです。「365日の聖書」(賀来周一著)より 
                      (神山 武)

過去の記事