2月の最終週は8名でボランティアに来てくださいました。
そのうちのYさんは、ピアノ奏楽の上手なかたです。
最近、小鎚第4仮設で「花は咲く」を歌いたいとリクエストがありまして、
ちょうどYさんが来てくださるので、「花は咲く」を練習してきて下さい、と
お願いしました。
「花は咲く」は、東日本大震災の復興を応援するために制作された曲です。
小鎚第4仮設では「この曲は難しいよ」といいながらも、歌いたいと言われます。
が、小鎚第7仮設では、この曲がテレビから流れてくると「チャンネルを変える」と
言われる方があります。
歌詞の中に、懐かしいあの町を思い出す、愛おしいあの人を思い出す、があります。
辛い思いが蘇ってくるのでしょう。
なので、小鎚第7仮設では、まだ「花は咲く」は歌えません。
さて、小鎚第4仮設では、ボランティアさんの(仮設の方とどう接すればいいのか、
どんな話をすればいいのか)という不安を、あっという間に吹き飛ばすくらいに
元気なおばちゃんたちがいて、東北弁をまくしたて、楽しい話でボランティアさんを
和ませてくださいました。
一通り話し終えたら、ストレッチ体操で身体をほぐし、Yさんのキーボード奏楽とリードで合唱です。
リードが上手だと、声も大きく出るし、初めての曲の「花は咲く」も難なく歌うことが
できました。
また「花」と言う曲は、いつも二部合唱するくらいにお得意な歌です。
この日、仮設に住む元音楽の先生に初めて指揮をしていただき、「花」を合唱しました。
指揮者は照れながらも、しっかりと指揮してくださり、いつもと違ってみなさん、
張り切って楽しくうたいました。
もうすぐ3月11日です。
その前の週にお茶会と、お花をお配りする準備をしています。
すでに2月はじめから、仏教でいう3回忌法要をする方が増えています。
地域ごとに記念会もあるようです。
この2年間が、長かったのか、短かったのか。復興はまだ見えません。
仮設住宅の期限が、2年延長されました。