〜オリーブの香り〜 No61 『たった一人で』

ゆっこ

・私の教会のUさん(婦人)に聞いた話です。
 Uさんの娘さんS子ちゃん(クリスチャン)は中学2年生、つい最近
 関西方面に修学旅行に行って来たそうです。 
 研修旅行と言うそうです。
 研修の目的は「日本の歴史、文化遺産を直接体験する、人権ゆかりの地を
 めぐり人間の尊厳、人権について学ぶ」

・コースは、寺院見学→人権博物館→コリアンタウン体験→法隆寺などなど・・・・
 一日目 ある寺の見学が終わって、生徒全員に学業のおふだが配られました。
 そのおふだを手にしたS子ちゃんは 
「何だコレ!! 私はクリスチャンだからこれはいらない」と心が叫んだそうです。 
 何とも言えない気持ちだったと。

・次の日また別の寺で仏像などの見学、説明を受ける時になり、どうしても
 受けたくないと感じ「私はクリスチャンなので中に入りません」と申し出て
 外で待つことが許された
・しかし そう宣言して一人外に座り込んだのですが、何故かとても辛くて
 涙が溢れてきてしまったそうです。
 しばらく経って「どうした!◯◯(S子ちゃんの名前)!」と声をかけられました。 
 そこには担任の男性教諭が立っていたのです。
 S子ちゃんは訳を話すとその教諭は「僕もクリスチャンだよ、だから僕も
 中に入らない。そっか〜〜◯◯(S子ちゃんの名前)もクリスチャンか〜〜。」と。

・それから友達が出てくるまで1時間半ぐらいの時を教諭と信仰の話、教会の話を
 したそうです。

 聖書 申命記31:8
  「主はみずからあなたに先立って行き、またあなたと共におり、あなたを
   見放さず、見捨てられないであろう。
   恐れてはならない、おののいてはならない」

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