・綾子さんは、宇都宮バプテスト教会員です。86歳になられました。綾子さんの口ぐせは「いやあー先生!!イエス様って素晴らしいですねーー!」。綾子さんとお会いして話をしていると、何度も何度もこの言葉を聞きます。私にはこの言葉が、イエス様をほめたたえる言葉、そして感謝の言葉に聞こえるのです。
・綾子さんは感謝ばかりの、問題のない人生を歩まれたのでしょうか?そうではありません。綾子さんには呼吸機能障害(身体障害1級)があります。薬が飲めない特異体質です。たくさんの困難を抱えて生活しておられます。でも、綾子さんは信仰を持った若い時から祈りの人でした。ご主人はクリスチャンではありませんでしたが、ご主人の転勤で、東京、青森、仙台、大阪、明石、神戸・・・・など転々とされ、どこへ行ってもその場所で、家を解放し、家庭集会を開きました。
・私はある時綾子さんに聞いてみました。「綾子さん、一週間に一度、毎週毎週お家を解放して、家庭集会をするのは大変じゃないですか?」。綾子さんの答えはとても爽やかでした。「人のためにやるんじゃないの、自分のためにやっているのよ」。とても軽々と仰るのです。「だって、イエス様を我が家にお迎えするのよ。牧師先生にもなるたけ来てもらうの。そしたら、イエス様を一緒にはこんで来て下さるからね(笑)。そうすると、我が家が祝福されるでしょ、私が祝福されるでしょ!」。とても大切なヒミツを教えて頂きました。
・大阪でご主人が救われ、また多くの方がその家庭集会から救われました。その方々は今でも、各地で祈りの絆で結ばれているそうです。私はひそかに『綾子さんの祈り軍団』と呼んでいます。私も綾子さんのように、いつもいつもイエス様をほめたたえ、感謝することができますように。
◆ルカは、バプテスマのヨハネのことを最後の預言者として、神からつかわされた者と紹介している。そのヨハネに「神の言葉が荒野で...」(ルカ3:2)降った(臨んだ)と記している。預言者にとって、何よりも大事なことは、神の言葉が彼に臨む(降る)ことであって、頭がよいとか、手腕があるとか、どれほどの指導力があるとかということは問題ではない。