今週の一面『 荒野の祝福(5) 』 6/29

Shin1

 〜袋小路からの救い(その3)〜
◆紅海の奇跡は、荒野の生活で体験したすべての事件を集約しています。神は人生に現れる紅海という患難と逆境という袋小路をとおして、
③上を仰ぎ見ることを学びます。もし四方を囲まれてしまったら、仰ぎ見るのは上しかありません。私たちは「紅海」という苦しみ「荒野」という逆境を通して、上だけを仰ぎ見ること、祈ることを学びます。「使徒言行録」を見ると、十字架の時には世の人々を恐れ、逃げてしまった弟子たちが、世を変えるほどの力強い働きをしています。その変化の理由は祈りにありました。祈りはとてつもない力があるのです。

◆ノアの箱舟の中での生活は荒野のような所です。あの狭い閉ざされた中で、外を見ることもできず一年間数多い動物たちと一緒です。まさに荒野です。しかし、箱舟は洪水の間は一番安全な所です。箱舟の特徴は、かいもなく、帆もないということだけではなく、舵もなく、羅針盤もないのです。箱舟は風の吹くまま、水に流されるまま行くのです。

◆しかし、その箱舟には天の窓が開かれています。箱舟の航海士である神と会話(祈り)ができるのです。その故、もっとも安全な場所なのです。

◆私たちは、自分たちの考えや条件の中に神の御力を制限してしまいがちです。自分の固定観念を打ち破り、神の御前に思う存分用いられるために上におられる神を熱心に求めましょう。そうすれば、神の奇跡を体験するでしょう。

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