〜オリーブの香り〜 No116 『Mちゃんの修学旅行』

ゆっこ

 小学校6年生のMちゃんは先日、修学旅行に行きました。行き先は日光です。はるか昔、私も修学旅行は日光でした。修学旅行のプログラムに「日光東照宮内にて、お祓いを受ける」と説明が書かれていたそうです。Mちゃんはクリスチャン。お母さんもお兄さんもクリスチャンです。「お祓いを受けなければならないなら、修学旅行に行きたくない」と思っているMちゃんの気持ちを知ったお母さんは、担任の先生に相談に行きました。

 お母さんは「我が家はクリスチャンなので、お祓いは受けたくないです、どうしたらいいですか?」。担任の先生は「ではその間だけ外で待っていたらどうですか?」との提案。お母さんはMちゃんと話し合い、Mちゃんの決心がかたいことを確認してお祓いの間、外で待つことにしたそうです。

 お母さんも私たち教会のメンバーも、たった一人でクリスチャンとして「他の神様を拝まない」ことを実行するMちゃんに静かな祈りの応援をしました。修学旅行当日。学年全員が靴を脱いで東照宮での参拝の間、Mちゃんは廊下で待っていたそうです。

 修学旅行から帰ったMちゃんからは「修学旅行楽しかった!」とお母さんに報告があったそうです。私は胸が熱くなりました。Mちゃんから勇気をもらいました。私たちは小学校6年生からも学ぶ時があるのです。

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