〜オリーブの香り〜No132 『ナースリー』

Shin1

月曜日、目覚めると両腕に筋肉の痛みが走る。
何か重たいものでも持ったかしら?
え〜っと、昨日は...
そうだわ、babyを抱っこしたんだわ!
久しぶりに赤ちゃんを抱いたから、普段使ってない筋肉が働いて、そうか、これね!

嬉しくなって、誰かに会う度に『日曜日、赤ちゃん抱っこしていたから、腕が筋肉痛でね〜』と、今更母性愛をアピールするみたいに自慢げに話を振り撒いた。

遠い記憶の中にある、平凡な毎日の繰り返し、14か月しか違わない年子の息子たちの育児の日々を思い出せて嬉しくなった。

右手に長男、左手に次男。もしくは前に長男、後ろに次男。
遠出する時は、バギーに双子のように詰め込んで、駅の階段も抱えて乗り降りして...

最近はパパが赤ちゃんを抱っこする光景を多く見かけますが、その頃は、抱っこの主役ははお母さん。
我が家も例外ではなく、まるで24時間営業しているコンビニみたいな私と、シンデレラですか?あなたは!の夫でした。

来る日も来る日も、抱っこ→おんぶ→オムツ交え→食事→お風呂が永遠に繰り返されると錯覚する日々。

辛抱強く、同じことが繰り返される毎日の中にいて、体も心も丈夫になることを親子共に気にかける日々。

そんな毎日の平凡な繰り返しが、どれだけ高価な時間だったのか、今ならわかる。今なら...

ナースリーの働きは、牧師がメッセージしている間、お父さん、お母さんがゆっくり耳を傾けることが出来るよう、その時間預かってお世話すること。

私は礼拝堂に着席して話は聞けないけれど、この小さなbabyが私の人生で最も大きな恵みを与えてもらった時間を、もう一度思い出させてくれました。

礼拝が終わり、お母さんじゃなくて、おばあちゃんにbabyを返したら、なんとまぁ、私と同年齢でビックリ。
これは、孫が出来た時の準備でもあったのかしら?
神様、それだけはまだ、勘弁してくださいね(笑)

by MxM

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