今週の一面 『大切なものは目に見えない』 4/12

Shin1

◆『第一コリント書』は、「信仰と、希望と、愛はいつまでも残る。」(13:13)と教えています。もし、「信仰」という言葉がピンと来ない人は、「信頼」という言葉に置き換えても良いかもしれません。この「信仰、希望、愛」の3つに共通することは、どれも目に見えないということです。しかし、このうち一つが欠 けてしまうと生きていくのが難しくなります。

◆次から次へと新しいものが開発され、便利になっていくこの世 の中にあって、「アレも必要、コレも買わなきゃ」と、見えるも のにばかりに注意をとられ心を奪われてしまう。どうしても目に 見えるものだけに目が向いてしまう。そんな生活に埋もれてしま えば、きっと大切なものを見失ってしまいます。

◆私たちの主なる神は、肉眼で見ることはできません。しかし、 心で見たり、感じたりすることはできます。むしろ、その方がよ り正確に、そして、より近くに感じることができるのです。日々 の生活において、1日に1度で良いから、目を閉じて、ゆっくり 深呼吸しながら、見えないものに目を注いでみましょう。

◆3つ中で「最も大いなるものは、愛である。」と聖書は言って います。見えない神の愛を知ったとき、希望が与えられ、そして それ故に、信仰が与えられるのです。 ◆私たちのとげとげした心、頑なな心が主の愛に溶かされ、溶か された者同士が溶け合い、一つとなって、主なる神に礼拝をささ げましょう!

「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎま す。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続す るからです。」(コリントの信徒への手紙II4:18)

松﨑 準

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