今週の一面『 愛を生きること 』4/19

Shin1

◆古代ギリシア語には、「愛」という言葉が4つありました。エロース(一般的な愛)、フィリア(友人同士の愛)、ストルゲー(家族の愛)、そして、アガペー(神の愛)です。当時、このアガペーは他に比べてあまり使われていなかったようですが、新約聖書で用いられるようになり、一躍有名な言葉となりました。「互いに愛し合いなさい」(ヨハネ15:17)という有名なイエス様の言葉(命令)がありますが、この愛がアガペーという言葉で、新約聖書に120回も出てきます。これらは多くの場合、人間的な(ギブアンドテイク)のような愛ではなく、自己を犠牲にしてでも相手のために尽くす愛、すなわち「神の愛」を表しています。

◆では、この「愛」を生きるにはどうすればよいのでしょうか。
まず、相手に愛を伝える、ということが大切でしょう。欧米では家族の間で、また、夫婦の間で「I love you」が頻繁に使われています。しかし、文化の違いなのでしょうか、日本ではなかなか「I love you」が使われていないような気がします。

◆しかし、言葉では言えなくても行動で示すことができます。LOVEのLは、リッスン(よく聴く)、Oは、オープン(心を開く)、Vは、ヴォイス(話しかける)、そして最後のEは、エンジョイ(楽しむ)です。まず相手の言葉を聴くことが最も大切。そして、心を開いてそれを受け入れる。そして、それに対して応答する。そこではじめて会話が成り立ちます。だからこそ、エンジョイできるのです。JOYチャペルでも、そのような「愛」をアガペー(神の愛)に基づいて共に分ち合いたいと思います。互いに愛し合いましょう!                    

松﨑 準

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