今週の一面『あなたは忙しい人でしょうか(2)』7/26

Shin1

◆ある会社経営者がこう言いました。「最も危険なことは、急ぎの仕事が重要な仕事を押しのけてしまうことです」と。その言葉に私は大変ショックを受けました。それこそ、自分が間違った優先順位に従って生活してきたことを言い当てていたからです。

◆私たちは緊急な事と重要な事の狭間で、絶えず緊張して生活しています。問題は、重要な事は急がなくていいというところにあります。 大切な事で今すぐしなければならないということは、まれにしかないのです。十分に祈る、聖書研究をする、ノン・クリスチャンの友を訪問する、重要な本をしっかりと研究する、子どもの将来について決め るーーーこうした事は、今すぐにでなくても良い場合が多いのです。 しかし緊急な仕事は、今すぐしなければなりません。そこには絶えず圧迫があるからです。

◆急用の電話が、次々と掛かってきます。その時は、断ったら悪いよ うな気がしますし、大事な事だとも思い、つい引き受けていざ取り掛かるとエネルギーを消耗させる結果になります。そして重要だと思ったことが、それほどでもないように思えてきて、本当に重要なことができていないという虚脱感に悩みます。そのとき、緊急という惑わしに振り回されてしまった自分に気づくのです。

◆こうした生活パターンから、逃れる道はあるのでしょうか。 それは、主イエス・キリストの生活の中にあります。

石田政美

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