今週の一面 『バプテスト史"を学んで』 8/23

Shin1

◆私が、初めてバプテスト教会と出会ったのは、結婚講座の時でした。バプテスト教会のことをよく知っていて訪問した訳ではなく、妻の親類から紹介された教会が、たまたまバプテストの教会だったということでした。その後、横浜戸塚バプテスト教会、横浜JOYバプテスト教会で信仰生活を過ごしてきました。一昨年から、東京バプテスト神学校の聴講生として半年毎に1講義を受講し始めましたが、是非バプテストの歴史についても学びたいと思い、今期は"バプテスト史"を受講しました。

◆バプテスト教会は16世紀のヨーロッパ大陸の宗教改革の潮流の中で、イングランド国教会の改革を徹底しようとしたピュリタン分離派を母体として歴史の舞台に誕生しました。ローマ教皇をはじめとする高位聖職者の腐敗、ローマ・カトリック教会の教えに抗議し、真の聖書的教会を形成しようとしたのでした。信仰の基準、権威としては「聖書と教会の伝統」を、救いの条件としては「信仰と良いわざ」を主張するローマ・カトリック教会に対して、バプテストは「聖書のみ」、ただキリストの恵みを信じる「信仰によってのみ」を主張しました。

◆私は、バプテスト史を学び、先人たちの命がけの活動があって今日のバプテスト教会があることやバプテストの拘り、良き伝統や課題についても知ることができ、バプテストがますます好きになりました。と同時に、日本のクリスチャン人口の少なさを考える時に、教派を超えた伝道の必要性についても痛感させられました。

◆バプテストの信徒手帳には、バプテストの歴史や特徴について分かり易くまとめられていますので、是非、もう一度手にとってみてはいかがでしょうか。

澤田 猛

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