今週の一面『 キリストの公生涯、短かすぎない!(1)』10/25

Shin1

◆イエス・キリストの公生涯を考える時、もっとも驚くべきことの一つは、人類にとって決定的に重大な意味をもつ歴史的事業を30才から33才の間のたった3年間で完成されたことです。自動車や飛行機もなく、電話さえない時代に、イエス様の過ごされた3年間は、あまりにも短かったのではないでしょうか。しかし、神の計画は完全です。イエス様がこの世に遣わされたみわざを完成されるのに、十分な時間がありました。

◆現代の私たちは、いろいろな便利さを享受し効率を重んじる時代に生きています。しかし、私たちはその中で毎日忙しく追い立てられ、あまりに早く時間が過ぎ去っていくように感じられます。イエス様はいったい、どのような時間を過ごされたのでしょうか。また、そのためにどのようなことを避けたのでしょうか。イエス様の生涯からその秘訣を学びたいと思います。

◆イエス様の秘訣は何だったのでしょうか。イエス様の忙しい日常について述べているマルコの記事を読むと、その手がかりをみつけることができます。「朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた」(マルコ1:35)と述べています。この早朝の祈りこそ、イエス様の全生涯の秘訣でした。

◆イエス様は祈り深く父なる神の指示を待ち、それに従おうとしていたのです。(続く)

石田政美

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