今週の一面『 幼児祝福式 』 11/8

Shin1

◆「イエスに触れていただくために、人々が子供たちを連れて来た。弟子たちはこの人々を叱った。しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。『子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。』そして、子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福された。」(マルコ10:13-16)

◆この聖書の言葉を読むと、息子が5歳のとき、「教会でバプテスマを受けたい」と言ったときのことを思い出します。私は息子に、「まだ分からないから、もっと大きくなってからでいい」と応えてしまいました。イエス様のところに来た子どもたちを妨げた弟子たちの姿と自分の姿が重なり、今でも恥ずかしい気持ちになります。

◆イエス様はすべての子どもたちを愛し、成長を喜び、これからもずっと共にいて養ってくださろうとしています。それなのに、大人は子どもを自分の思い通りに育てようとしてしまう。それこそが、「妨げ」なのではないだろうか。

◆「幼児祝福式」は、神様に、子どもたちのこれまでの成長を感謝し、これからの祝福を祈る時であると同時に、子どもたちを神様に委ねる、という意味も含まれます。更に言えば、子どもは神様から預かっているのです。だからこそ、親は神様の御心に従って子どもたちを大切に教え育てなければならないのです。

◆子どもたちを抱き上げ、手を置いて祝福してくださるイエス様の優しいまなざしは、子どもだけでなく、すべての人に注がれています。子どものような素直な心で神様を受け入れ、すべてを委ねて生きる歩みへと導いていただきましょう。

松﨑準

過去の記事