〜オリーブの香り〜No183『心がざわついたとき』

Shin1

心がもやもや、ざわざわとしたとき私が心がけてすること、それは身体を温めること、そして広い(大きい)ものをみることです。毎日の子育て、家事ややらなくてはいけないことの数々、少しさぼってしまうと後からつけが回ってくる一つ一つの事柄、また人との関係の中ででてくる軋轢に、心も身体もがんじがらめになりそうなとき、それらのことから少し離れて丁寧にお湯を沸かし、お茶やコーヒーを入れ、口の中で味わうように飲みます。また、それでも気持ちが開放されないときは熱いお風呂に入って一気に身体を温めてしまいます。すると頭と身体がリセットされた気がして、新たな気持ちで物事に向かうことができるようになります。

そして何より好きなことの一つは広いもの(大きなもの)の中に身をおくことです。ドライブに出て海に向かい、ただひたすら海を見、波の音を聞き、潮風に身を任せて豊かな自然に身をおくことでざわついた心を立て直したり、上の子ども達が小さい頃は散歩に出て空をただひたすら眺めて心を落ち着かせる時もありました。自然の中に身をおくことで自分の悩み事がなんと小さいものかを思わされ、この自然を支配している者がいて私もその支えの中で生かされていることに気づかされ、安心感を得て帰ることができるのでした。

上の子ども達が大きくなると目の前の日常生活にかかりきりになり、ゆっくり散歩をすることもなくなりました。しかし相変わらず平穏無事に毎日が過ぎるわけではなくざわついた日々に生かされています。その日常生活から少し目を上に上げて、時にはゆっくり秋空(そういっているうちに冬ですね)を散歩してみようかと思っています。

それは天のはてからのぼって、天のはてにまで、めぐって行く。その暖まりをこうむらないものはない。(詩篇19-6)

By YS

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