今週の一面『実践することの大切さ』1/10

Shin1

◆「感性」とは何でしょうか。私は小さい頃よく「あなたは感性がない」と親や学校の先生から言われました。私はこれまで「感性」とは、物事を見たり聞いたりしたときの感じ方やセンスのことであると思っていました。例えば、ある映画を観たときに作者の意図をどう感じ取るかということ。確かに私は少し苦手かも知れません。そのセンスも無い。

◆ある説によれば、「感性の三要素」というものがあるそうです。それは、「気づき」、「感動」、「行動」だそうです。何かを見たり聞いたり体験したりした際、これまでの自分の体験との違いに気づき、感動し、何らかの行動を取ることが「感性」なのだそうです。気づきと感動だけでは駄目で、行動が伴うことで感性は感性するというのです。「感性を磨く」という言葉がありますが、そこには「行動すること」も含まれるのだということを私は初めて知りました。

◆新約聖書の『ヤコブの手紙』にこんな御言葉があります。「御言葉を行う人になりなさい。自分を欺いて、聞くだけで終わる者になってはいけません。」(ヤコブ1:22)この御言葉から、「信仰」とは聞いて受け入れるだけではなくそれを実践することなのだ、ということを教えられます。「愛」も同じ。つまり、「感性」も「信仰」も「愛」も実践しなければ成り立たないのです。

◆これまで私は何かに行き詰まったり、悩んだりした時には、ただ祈り考え込むだけで、あまり行動に移すことはありませんでした。しかし、今回、あることに行き詰った時、ある意味開き直って、直ちに行動に移してみると、次から次へと新しい視点が与えられ、視野が拡がり、更に様々な気づきや感動が与えられました。

◆これまで、言えなかった人に「ごめんなさい」と言ってみましょう。教会に誘えなかった人を誘ってみましょう。一歩前に踏み込んでみましょう。必ずそこにイエス様がおられます。

松﨑 準

過去の記事