〜オリーブの香り〜No188『肉食動物-草食動物』

Shin1

ハレルヤ!
新しい時の刻みを主が用意くださいました。毎日、愛を数えながら、感謝の心で2016年を迎えていきたいです。

それにしても、大晦日から元旦にかけて、日本人ほど食に時間を費やす文化を持った民族はいないと思います。

生きるため、先の不安を拭うため、保存するということに知恵が働いたからだと思いますが、動物は一日に必要な栄養のために、餌を確保するだけですね。

聖書を読むのと同じかしら?
一ヶ月分、みことばを身体に取り込めば、ひと月は主に仕えることになるなどあり得ませんよね?

学生時代、礼拝の授業は退屈でしたが、栄養学の時間は面白くて大好きでした。

当時92歳の教授は、80歳を超えてからアフリカに渡り、マラリヤに疾患しながらも、現地の様々な食文化や、サバンナの動物たちの生態を研究された愉快なおじいさんで、製菓『ビスコ』を生み出した方でもあります。

哺乳類は皆、羊水に包まれて育つ!主の愛に守られ世の中に産まれ出るわけで、その羊水がどんな味がするのか確かずにはいられなくなり、お腹に赤ちゃんがいた、死んだばかりの山羊を解体して、羊水を飲んでみたら、思った通り海水の味だったと話してくれて、ギョっと驚いてしまったり...

一番衝撃的な体験談は、肉食動物が何故、草食動物を襲うのか?それは、と語り始めた授業の時でした。

シマウマや牛は草を食べ、彼らはライオンやヒョウに食べられる。しかし、ライオンやヒョウが最も好んで食べる部位が、草食動物の内臓、つまり胃袋や腸らしい。肉食動物は草食動物の個体が必要な栄養ではなく、草を食べて消化された内臓に必須栄養が存在している!結果、肉食動物も草食動物なのだ!と...羊水に包まれ母親の胎の中で育つ同じ哺乳類の出発があるのだと...。

私には、この授業の話が後々、キリスト教の信仰に重要な記憶となった。

「イエスはお答えになった。『人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』と書いてある。」マタイ4章4節

一見すると、肉を目的とした餌の貪りも、人間に置き換えても同じこと。我々も牛や馬を食す。
私達もまた、身体に取り込む最も必要な栄養が何かを知っているのだと思わずにいられない。
この一年、日々新しく取り込むものが、主の御心であり、みことばであると消化吸収していく心身でありますように、祈りを捧げます。

by MxM

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