~オリーブの香り~ No 229『教会のお墓』

Shin1

先日、教会の話し合いで、お墓を購入することが決まった。ただ、教会のお墓と言っても、何せお金がないものだから、かなり小さいものだ。それでもJOYチャペルとしては、ひとまずこれで、ゆりかごから墓場まで、形は整うことになる。

日本では、ご先祖様を供養するとか、形見を残すとか、そういうことで遺骨は大切にせねばと思う人が大多数だろう。クリスチャンと言えども、そのような影響を知らず知らずに受けているかもしれない。そこまではいかずとも、自分の遺骨も含めて、最後はどうしようと考える必要はある。遺骨をずっと家に置いておくのも何なので、どこかに散骨でもしない限りは、お墓に入れることになる。そんなとき教会にお墓があれば、わざわざ別に探す必要もなくて好都合だ。きっと毎年の召天者記念礼拝で思い起こしてももらえることだろう。また、教会のお墓に入っていれば、もしも自分に子孫ができたとき、ご先祖様はこの世にクリスチャンとして生きていたぞという証にもなるだろう。教会としても、死んだ後まできちんと面倒見ますということで、お墓は必要なのかもしれない。

お墓や遺骨については、個人個人で考え方や境遇など千差万別だろうし、そう簡単に言えることでもない。教会の話し合いでも、若い人から年配の人までいろんな意見が出てきて、結構おもしろかった。私としても、これまでお墓にはほとんど興味はなかったのだが、そんなこんなでいろいろ考えていると、だんだん教会のお墓の中に吸い込まれそうな気もしてきた。まあ、それならそれでもいいか。

By A5

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