今週の一面『待ちわびし日』(新生讃美歌195番) 12/18

Shin1

 ♪待ちわびし日 静かな夜に かがやく明星 闇に勝ちて
 ♪世を照らせり きよきこの日 救いの主なる イエス生まれぬ(1節)

◆当時、北九州市に大韓教会の会員が経営する喫茶店「山小家」がありました。この讃美歌は、「山小家」を会場に、大韓教会の方たちとの交わりと、真のクリスマスを祝うために開催された青年会主催のクリスマスコンサートに向けて作られました。

◆「12月に入ると町はクリスマス一色になり、日本人は総クリスチャンになります。デパート等ではクリスマスを売り物にしている。そのような現実を憂い、"真のクリスマスを伝えたい"と祈りながら、勤務先付近の繁華街を歩いていたなかで詞と曲が与えられました。山小家はその繁華街にあり、世俗との戦いの中、まさに"真のクリスマス"を示した曲です。原曲は4番まであり、キリストの生誕のみならず生涯まで綴りました。穏やかな詞と曲ですが、"人間が作った光はどんなに輝いていても消え去る。しかし、キリストが与える光は小さくても強く永遠にひかり続ける"という力強いメッセージを込めています。」(作曲者 天野時生)

◆真のクリスマスの光は、繁華街のきらびやかな光でも、駅前のきれいなイルミネーションの光でもなく、私たち一人一人の心を照らす主の光です。今年のクリスマスイヴ礼拝の中で、この讃美歌を歌います。以上のような背景を心に留めつつ、共に賛美しましょう!

「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。」(ヨハネによる福音書1:14)

松﨑 準

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