今週の一面『聖書にみる「断捨離」』1/15

Shin1

◆毎月1回、日立教会へ石田政美先生を派遣くださり、また、松﨑準牧師はじめJOY教会の皆さまのお祈りに感謝いたします。無牧師の日立教会が、今ここに立つことが出来ているのは、勿論、石田先生のお働きによるところが大きいのですが、先生との信頼関係を築いていく中で、何よりも聖霊の働きによって、このことが成されたのだと確信できたことを、父なる神さまに感謝しています。

◆さて人生を快適に過ごすために「断捨離」が注目されるようなったのは2010年頃からです。この年の流行語大賞にもノミネートされた、この「断捨離」とは、入ってくるものを断ち、要らないものを捨て、物への執着から離れる、ということです。

◆聖書に、イエスさまが弟子を選ぶ記事が出てきます。例えば漁師であったペトロ、ヤコブ、ヨハネたちは、イエスさまの招きに応じ、船を陸に引き上げ、すべてを捨ててイエスに従いました。徴税人レビ(マタイ)は、何もかも捨てて立ち上がり、イエスさまに従ったとあります。

◆捨てるという意味では同じように見えます。しかし、前者は要らないものだから捨てるのですが、後者はそうではありません。要るもの、むしろ働く場であり、生活の糧を得る手段であり一番必要なもの、それを捨てた、ということです。

◆2015年3月14日に、私を含め3名の兄姉と一緒にJOY教会を訪ね、石田先生へ月1回の説教と教会員への教会形成の指導・教育をお願いしました。この時点で、日立教会は、少なくとも次期牧師の招聘について、「捨てる」という決心をした、と石田先生は受け止めてくださったのです。

◆あれから約2年、石田先生の講壇支援、助言からスタートし、JOY教会から様々な励ましを頂きながら、私たちはここに立っています。今、日立教会は元気です。喜びを感じています。風が吹き始めました。この喜びをさらに広げていこう、そこに希望をおいて祈り続けようとしています。そうすれば、イエスさまは、捨てたものを加えて与えてくださると信じています。

「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、
これらのものはみな加えて与えられる。」(マタイ6:33)

日立バプテスト教会 井伊 肇

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