瞬きの詩人 水野源三(1937年~1984年)さんの詩を紹介します。
彼は9歳の時に罹った赤痢の高熱によって重度の脳性麻痺を起こし、首から下は動かなくなり、ことばの自由も奪われました。身体の不自由な彼は、母親が51音を書いた文字板を指で示し、瞬きをする事によって自分の意思を伝えました。12歳の頃から聖書を読み始め、毎日欠かさずに訪ねてくれた牧師の愛によりクリスチャンの生涯へと導かれ、その後、数多くの詩を残しています。

学生時代、彼の詩に励まされ、暖かい心にされたことを思い出します。

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「有難う」
物が言えない私は 有難うのかわりにほほえむ
朝から何回もほほえむ
苦しいときも 悲しいときも
心から ほほえむ


「しゃべれない 書けない」
私のまばたきを見て、一字一字拾って 詩を書いてもらう
一つの詩を書くのに 十分 二十分 三十分
義妹の愛と忍耐によって
一つ二つ三つの詩が生まれる 
神様に 愛されて 生かされている
喜びと感謝を 詩に歌い続ける
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by しん1

今週の風景 No.516  

管理人
石田牧師によるメッセージでした。
JOYチャペル立ち上げから二度目の旅立ちにあたって、神様から示された事柄を力強く語っておられる、そう感じたメッセージでした。

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私は小学校の高学年の頃、クラスメートと一緒に教会学校に通っていました。
この友人が教会に行くことになったきっかけは、私の大失敗の出来事からでした。

◆臨時牧師に新たに招聘され、教会はどのような歩みをしたらよいか思案してきました。

◆私の前任教会で協働牧会(複数牧会)をした川端光生牧師(キリストの栄光教会)の著書『キリスト実現をめざして』の「教会の祈りと願い」に触れ、これだ!これで歩んでいこうと強く思わされました。

◆さっそく定例祈り会の学びの書として使用しています。  

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キリストの栄光教会の祈りと願い
 私たちは心を尽くして思いを尽くし力を尽くして主を愛し、キリストが私たちを愛されたように私たちも互いに愛し合います。  私たちは主を礼拝することを喜びとし、主にこの身を捧げて忠実に仕え、いかなる時も主を礼拝することを喜びとし、主にこの身を捧げて忠実に仕え、いかなる時も信仰を働かせ、あきらめることなく主の時を待ち望みます。  私たちは神の家族として、互いに祈り合い、裁かずに赦し合い、謙遜に仕え合い、聖霊によって心を一つにし、キリストの臨在が見えるような暖かい教会を建てあげます。  私たちは御言葉の学びと祈りに専念し、キリストの十字架と復活を宣べ伝えます。私たちの切なる願いは、私たちの教会と私たちの人生において主の栄光を見ることです。  どうか父なる神の愛とキリストの恵みと聖霊の力によって、これらのことを実現させてください。    
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石田政美

4月の終わりくらいから相鉄・南万騎が原駅前の道路の両側に、色とりどりのハナミズキが咲き始める。街路樹にハナミズキが植えられるのは珍しいのだとか。
 今までは初夏らしい爽やかな花木だなあと眺めるだけだったが、急に身近になる出来事があった。
わが子のようにして一緒に12年間共に暮らしてきた飼い猫が急死した。
亡くなった日の記念の植物花がハナミズキということで、アメリカの日本語教会に赴任される牧師ご夫妻から苗木をいただいた。この花は日本語教会のあるノースカロライナの州花でもあるとのこと。ペットの死という小さな哀しみ、しかし家族である私たちには大きな悲しみに目を留めて、慰めを与えられる神様のみ手がそこにあった。
 苗木に添えられたカードに、こんな言い伝えが書かれていた。
「昔、ハナミズキの木は、今よりももっと太くしっかりしていたため、イエス・キリストの十字架に使われました。ハナミズキの木はそのことをとても深く悲しみ、それを可哀想に思ったキリストは、もう二度とハナミズキから十字架が作られないようにハナミズキを曲がった細い木にしてあげようと約束しました。しばらくしてキリストがはりつけにされ、後にハナミズキの木はキリストが言っていた通りに幹は曲がり、花は十字架の形になりました。花びらの緑は、釘の錆と血痕で茶色と赤に染まりました。花の中心はキリストがかぶせられた茨の冠のようになって、人々にキリストの惨劇を思い出させてくれるようになったと言われています。・・・」
 夫は、遺骨のそばにおかれたハナミズキを無言の内に眺め、涙を流す代わりに、「花が3つ咲いた」と言う。もういないという喪失感は埋めようがないが、花を見ている内に、12年間ありがとうという気持ちが強くなってくる。これも神様の慰めと励ましの業かと。
いつまでも身近に置いて眺めていたい想いに区切りをつけて苗木を庭に移した。今朝もほんのり赤く染まった十字架形の花が3つ、5月の陽射しを受けて咲いている。

「主よ、あなたの恵みは天にあり、あなたの真実は雲にまで及びます。」詩編36:6

By おたね

今週の風景 No.515  

管理人
今日は犬塚修牧師(ふじみキリスト教会)によるメッセージでした。

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