~オリーブの香り~ No 262『嵐の只中』

Shin1

ハレルヤ!

NHKのニュースでは、台風5号が四国にまもなく上陸と伝えている。
そして今、私は室戸岬のホテルの部屋から、狂った空と荒れた太平洋の海を数十メートル先に見ている。

7月が怒涛に過ぎていったことが、頭の中を巡る...伝道チームがテキサスから見え、日本のゴスペル音楽のパイオニア的存在のディレクターにレッスンを受け、さらにNYからもゴスペルディレクターが来て、多くの人にワークショップを施してくれた。

彼らは、パワーがある。神さまにチャージされたエネルギーは、海の向こうからやって来て、そのことをまだ知らない人達に、温かく優しくフレンドリーに、主の愛について語りかけ、そして深い祈りを与えてくれる。
ある人は、静かに受け止め、ある人は、戸惑う。ある人は勇気を貰ったと言い、ある人は、知らなかった時より、ずっと知りたくなったと言う。

また、新しいニュースが入った。台風は、やはり上陸したと...瞬間、風がピタリと止み、分厚い雲の断層の隙間に、わずかな光が透けて見えた。
台風の目の中に入ったのだ。
どこに隠れていたのだろう...羽を休めていた赤とんぼが数百匹と言う単位で一斉に飛び出して来た。一匹ずつ十字架を背負って飛び回っているように見えた。
激しい嵐のど真ん中に十字架が在る。嵐は激しいと見えても、中心は実に静寂なのだ。嵐の中でも主はいらっしゃる。
昼には空模様も回復するでしょう。
赤とんぼのように、帰路に着く飛行機が飛び立ちますように...。

by MxM

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