今週の一面『3つの誤った前提』11/12

Shin1

◆「子どもが生まれるまでは、ほんとうに良い妻でした。でもあの子が生まれたとたんに、伴侶ではなく母親になってしまったのです。」と言った人がいます。夫婦の間に第一の試練が訪れる。それは、親子関係が夫婦関係に優先してしまうことです。

◆夫婦関係は長いあいだ継続するが、子どもとの生活は一時的なこと、夫婦二人の関係を最善のものにしておくことが何をおいても第一のものです。

◆二つ目の誤った前提とは、子どもを家庭の中心に生きるという考え方です。多くの親たちが子どもたちの歓心を得ようと努力している。そのため家庭で子どもが王様となっている。こういう価値観の中で育った子どもには、案外自己中心なわがままな子どもが多い。私たちは子どもを家庭の中心に据えるべきではない。中心はいつも夫と妻の関係であるべきなのです。

◆第三の誤った前提は、子どもに不当な要求をし子どもに年相応以上のことをさせようとすること。たとえば、まだ人形遊びに熱中する女の子が、遠い所までダンスを習いに行かされたり、ブロック遊びの好きな男の子に本を読むのを強制するといった具合です。

◆子どもは親の願望充足の手段となり、少しでも他の人に先んじていないとという頑張りから生じる優越感や劣等感で、自尊心が傷つけられ、神から与えられた人格の尊い資質を奪うことになります。

◆三つの誤った前提にくれぐれも注意を!

石田政美

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