今週の一面『荒野の祝福(5)』11/5

Shin1

◆荒野の生活が祝福である3番目の理由は、そこでは主だけを頼り、生きていくしかないからです。イスラエルの民には、食物や飲み物がありませんでした。昼には暑い太陽が照り、夜は厳しい寒さの中で過ごしました。そんな中で彼らができることは、主だけに頼ることでした。

◆私たちは、あまりにも多くのことに関心を持っています。神もその中の一つであるかのように思われます。しかし、荒野では主だけを頼るしかありません。ですから、足りないこと、病にかかっていること、苦難があることは大切なことなのです。人に頼らず、主だけを頼るようになるからです。

◆「人はパンだけで生きるのではない、人は主の口から出るすべてのもので生きる、ということをあなたにわからせるためであった。」(申命記8:3)

◆「パンだけで生きていく」とは、自分の方法と意思で生きていくことを意味します。しかし、人はパンだけで生きていくことができません。神と共に生きていかなければなりません。

◆このように荒野の生活を通して、神はご自分だけに頼る人を用いられます。裏を返せば、誰であっても、神を絶対的に頼るようになるまでは用いられないということです。

◆荒野は人生に不必要なものではなく、私たちを苦しめるだけの所でもありません。「荒野を受け入れます」と信仰によって告白し、神に用いられる人生を歩みましょう。

石田政美

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