「平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。」(エフェソ4:3)
◆エフェソはパウロがエフェソの教会に宛て、獄中で書いたとされている書簡がです。ここで、パウロは、神様の招きにふさわしく歩むことを勧めています。高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ち、愛を持って忍耐し、平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つようにしなさいと勧めているのです。「平和のきずなで結ばれ」とはどういうことでしょうか。パウロは2:14でこのように語っています。
「実に、キリストはわたしたちの平和であります。」(エフェソ2:14)
◆キリストが私たちの平和なのです。キリストを信じる信仰のきずなで結ばれて、霊により私たちは一致を保つことができるのです。
◆残念ながらクリスチャンであっても、争いや意見の不一致は起こります。これは、主イエスが再び来られる日まで、起こりうることです。ですから、私たちはキリストにある平和と霊による一致を求めることが必要です。戦後73年が経ち、日本も世界の情勢も目まぐるしく変わっていく中、私たちは霊による一致を保てているのでしょうか。様々な人間的な感情が自分自身を支配していないでしょうか。本来なら、主だけを見て歩めば気にならないところも、人を見ることによって気になり、心に平安がなくなることはないでしょうか。
◆このような時、私たちは御言葉に立ち返ること、主に立ち返ることを願わなくてはなりません。神様が用意してくださっている素晴らしい恵みを受け取るために、私たちは霊による一致を持って、日々歩むことが大切だと思うのです。霊による一致のあるところに、平和が訪れます。愛で満たされます。高ぶらず、柔和で寛容な心を持つことができます。私たちは、このことを目指して共に祈り、励まし、支える教会でありたいと願います。