今週の一面『 聖書のテーマ:契約(アブラハム) 』10/21

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◆神様と契約したノアの時代からさらに長い年月がたちます。そして、神様は新たな人物と契約を結ばれます。その人物がアブラハムです。この契約を一言で言い表すなら、「祝福の契約」と言えるでしょう。そして、アブラハムとその子孫たちが「祝福の源」として用いられる契約でもあります。この契約の中心的な聖句は創世記12:1-3です。

あなたは生まれ故郷 父の家を離れて わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民にし あなたを祝福し、あなたの名を高める 祝福の源となるように。あなたを祝福する人をわたしは祝福し あなたを呪う者をわたしは呪う。地上の氏族はすべて あなたによって祝福に入る。

◆12章以外にも、13章、15章、17章、22章にも記されています。では、契約の内容はどのようなものなのでしょうか。①アブラハムの子孫を増やし、大いなる国民とする。②アブラハムを多くの国民の父とする。③アブラハムの子孫にカナンの地を所有させる。④アブラハムの子孫から王が出る。⑤アブラハムと子孫を諸国民の祝福の源とする。⑤アブラハムと子孫を祝福する者は祝福され、呪う者は呪われる。

◆これが、アブラハム契約です。これだけだと、私たちには直接関係がなく、神様の祝福を受け取ることができません。しかし、イエスキリストによって、イエスキリストを信じる信仰によって、信仰の子孫として、この祝福に預かることができるのです。これにより、私たちを通して、神様がアブラハムと契約された祝福をイエスキリストによって流すことができるのです。

◆この契約は主が再び来られる日まで続きます。この祝福を止めないよう、私たちは宣教の働きを担っていきましょう。

坂西恵悟

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