今週の一面『イサク②〜イサクへの試練・継承〜』 1/27

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◆親は子どもに対し、自分と同じ苦労をしてほしくないと願います。そのために、様々な習い事をさせたり、経済的サポートをしたりとするでしょう。これは、子を思う親の気持ちです。しかし、神様のご計画は違います。神様の前では一人一人に必要な試練があるのです。この試練を通して、練られ、成長していくのです。

◆イサクも父、アブラハムと同様でした。彼も結婚してから20年間子どもが与えられませんでした。アブラハムと神様の間で約束されたことが目の前に起きない。神様への信仰が試される試練でした。それでも、イサクは妻リベカのために祈りました。(創世記25:21)

◆アブラハムと同様に、イサクも飢饉を体験しました。(創世記26:1)
イサクは、アブラハムがエジプトに下ったように、自らもエジプトに行こうとしました。しかし、神様の言葉に従い、彼はエジプトには行かず、ゲラルに住んだのです。(創世記26:1-6)
このゲラルにおいても、アブラハムと同じことが起きました。妻のリベカを妹と偽ったことです。これほどアブラハムと同様なことが起きると、可笑しくなってしまいます。しかし、このこともイサクが整えられるためには必要なことでした。彼は、ゲラルで祝福されましたが、そこでは妬みがありました。その結果、ゲラルを離れたのです。離れた先でも神様はイサクを祝福しました。そしてベエル・シェバにて神様から祝福の約束が与えられたのです。(創世記26:24)
アビメレクはイサクが主に祝福されている者であると認め、イサクとの間に誓約を交わしたのです。(創世記26:26-33)

◆イサクのしもべ達は、アブラハムの井戸を掘り直した後、新しい井戸を掘り当てました。ここに、信仰者の継承の姿を見ることができます。先人達が見出したものを継承し、その土台の上に新しい主の恵みを求めることが大切なのです。

坂西恵悟

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