今週の一面『 十戒① 』 〜出エジプト20:3-6〜 7/14

管理人

◆神様はご自身がどのような方であるかを語った後、モーセに十戒をお与えになりました。まず始めに、人間が守るべき大切な戒めを示されたのです。
「あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。」(20:3)

◆人間が神以外のものを神とする、偶像を持つことを禁じられました。人間は偶像を拝む習慣がありました。イスラエルの民がいたエジプトにも多くの神と呼ばれるものがあり、遡ってアブラハムの時代にも月を神として礼拝していました。また日本にも八百万の神や、先祖を神とする文化があります。また、そういった神格化されているもの以外でも神以上に大切なものとされるなら、それも偶像でしょう。お金、財産、地位、名声、学歴、名誉などが神以上に大切にならないように、私たちは気をつけなければなりません。

◆続く第2戒では、その偶像を持つだけでなく、拝んだり仕えたりしてはいけないことを教えています。
「あなたはいかなる像も造ってはならない。」(20:4)

◆なぜ神様を形にしてはいけないのでしょうか。それは、神様は霊なる方であり、形のない方だからです。(ヨハネ4:24) また申命記ではイスラエル人は神様の姿を見ず、いかなる偶像も造ってはいけないと言われています。(申命記4:15,16) 神様は霊で形を持たない方です。時間の制約も空間の制約も受けない方です。そのお方を形にすることは不可能です。無から有を生み出す神様を、被造物である私たちが造ることなど不可能なのです。

◆私たちは、今も生きておられる神様を礼拝し、祈りをささげていくべきです。また、神様を愛し、神様の戒めを守ることが必要です。そうする時、私たちの後の世代も神様の大きな祝福にあずかることができるのです。(20:6)

坂西恵悟

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