今週の一面『「思い起こしなさい」申命記7:16-20』11/24

Shin1

◆神様はイスラエルの民をご自分の「聖なる民」「宝の民」とされました。その祝福に預かることのできたイスラエルの民に対し、神様はさらに約束をしてくださったのです。約束の地に住んでいた諸国の民を主が滅ぼし、イスラエルの民が約束の地へと足を踏みいれることです。

◆けれども、イスラエルの民には"恐れ"がありました。彼らは偵察隊を送った後、約束の地に入ることを躊躇してしまったのです。イスラエルに対して神様はおっしゃいました。「彼らのゆえにうろたえてはならない。あなたの神、主はあなたのただ中におられ、大いなる畏るべき神だからである。」(7:21)と励まし、さらに神様が「エジプトの全土になさったこと」、「主のしるしと奇跡、力ある御手と伸ばされた御腕をもってなされたこと」を思い起こしなさいと励まされたのです。(7:18,19)

◆私たちは人生の中で多くの壁を経験します。その壁の高さに愕然として諦めてしまうこともあるでしょう。何かをしようとしたときに"恐れ"を感じることもあるかもしれません。しかし、イスラエルの民を愛し、私たちを愛してくださる神様は、聖書を通して約束してくださっています。まず、私たちの「ただ中におられる」ということです。つまり、私たちの中心に共にいてくださるということです。次に、神様のなされた御業を「思い起こしなさい」ということです。私たちは主が共におられるということは何度も聞き、考えることがあると思います。一方でどれほど、主のなされた御業を思い起こしているでしょうか。

◆主のなされた御業を思い起こすとき、主の素晴らしさだけでなく、主の愛、励まし、慰め、希望を思い起こすことができるのです。

坂西恵悟

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