今週の一面『「踏む所は与えられている」ヨシュア1:1-9』2/9

Shin1

◆ヨシュア記は、後継者となったヨシュアが主の助けと導きによって、イスラエルの民と共に、約束の地カナンへと入っていき、相続地として割り当てた45年の歴史が書かれています。前半は、カナンの地での戦いが中心になり、後半は土地の分割について書かれています。

◆イスラエルの民を導いたモーセは、主の命令に従いモアブの地で死にました。(申命記34:5)モーセに代わり、約束の地へと導くリーダーとしてヨシュアが選ばれたのです。主はヨシュアに語られました。
「モーセに告げたとおり、わたしはあなたたちの足の裏が踏む所をすべてあなたたちに与える。」(ヨシュア1:3)

◆神様は、これからヨシュアたちが足を踏み入れる地をすでに「与える」と約束されているのです。新改訳聖書では「与えている」となっています。これから起こる、未来の出来事のことですが、神様にとっては完了している出来事なのです。ですから、この約束はすでに実現しているも同然のことなのです。神様がすでに与えると約束してくださっているからこそ、「強く、雄々しくあれ。」と語ってくださるのです。

◆私たちは、時に主が約束してくださっているにも関わらず、疑い、迷う時があります。けれども、主がはっきりと「足の裏が踏む所をすべてあなたたちに与える」とヨシュアに約束してくださったように、私たちにも主の救いと恵みが約束されているのですから、主にあって「強く、雄々しく」ありたいのです。
「わたしは、強く雄々しくあれと命じたではないか。うろたえてはならない。おののいてはならない。あなたがどこに行ってもあなたの神、主は共にいる。」(ヨシュア1:9)

坂西恵悟

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