今週の一面『主の恵みの回復』ヨシュア記8章  4/5

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◆アカンへのさばきが終わり、イスラエルから罪が取り除かれて、イスラエルはきよめられました。神様は、改めてヨシュアに対し、アイに攻めのぼるよう命じられたのです。一度敗北をしている民が、もう一度攻めるというのは勇気がいることです。しかし、これまでと同様に、神様は「恐れてはなならない。おののいてはならない。...あなたの手に渡す。」(8:1)と約束をしてくださいました。神様の約束通り、イスラエルの民はアイとの戦いに勝利しました。

◆その後、ヨシュアは、エバル山とゲリジム山へ民を連れて行きました。エバル山では、主のための祭壇を築き、焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげたのです。そして、モーセの命令通り、祝福と呪いを律法から読み上げました。(8:30-35)

◆イスラエルの祝福のために行われたこの出来事は、モーセが命じたことでもあります。(申命記27:15-26,申命記28章)焼き尽くす献げ物は、神様に対する従順さ、献身を表し、和解の献げ物は、神様との霊的な交わり、友好関係を願い、それが与えられていることを感謝して献げるものです。神様は、イスラエルを祝福されることを願われています。そのために律法を与え、守るように命じられたのです。

◆イエスキリストの十字架は、私たちがこの祝福に加えられるために必要なものです。イエスを信じ、愛し、主に結びつき、主の戒めを守り行うことが私たちに求められていることです。いよいよ、受難週を迎えます。この1週間、私たちはこれまで以上に主イエスの十字架を覚える1週間としていきたいのです。私のために十字架にかかられたイエスの痛み、苦しみを覚え、感謝し、復活の希望の日曜日を待ち望みたいのです。

坂西恵悟

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