「私を救ってください」士師記10:6-18 8/23

Shin1

◆イスラエルの人々はまたも主の目に悪とされることを行いました。このことは士師記で一貫して語られていることの一つです。主の目に悪とされることを繰り返し行うイスラエルの民、この民の姿は、まさに私たち人間の姿を現しているでしょう。

◆これまでのイスラエルの民との違いは彼らが従った神々の数です。バアル、アシュトレト、アラム、シドン、モアブ、アンモン、ペリシテ人の神々に仕えていました。イスラエルの民は、こんなにも多くの神々に仕えるほどの霊的状態だったのです。(10:6) それゆえ神は、イスラエルの民を、ペリシテ人、アンモン人の手に18年渡されたのです。このような中、イスラエルは主に叫びました。自分たちの罪を認め、告白したのです。(10:10) この告白に対して、主はすぐに救いの手を差し伸べることはしませんでした。主は、イスラエルの民に、異邦の民による圧迫からイスラエルを救い出した歴史を示しました。しかし、イスラエルは主を捨てて、他の神々に仕えたのです。

◆イスラエルの悔い改めは、一時的なものでした。士師たちによって平穏が与えられても、時間が経つにつれ、また同じ失敗を繰り返していく。真の悔い改めと主への信仰が試されている時でもありました。

◆神様からの救いを受けるためには、私たち自身の罪を認め、告白し、悔い改め、その罪から離れることです。また、主を信じ、主に信頼し、主にすべてを委ねることです。イスラエルの民が「わたしたちに対して何事でも御目にかなうことを行ってください。」(10:15)と主に告白したように、私たち自身も主に告白していくことが大切です。
「どうか、きょう、私を救ってください」と祈り続ける者でありましょう。

坂西恵悟

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