今週の一面「神のともし火を灯し続ける」サムエル記上 3:1-5 2/7

Shin1

◆祭司エリのもとで、主に仕えていたサムエル。そのサムエルに主からの呼びかけがありました。当時のイスラエルは霊的にひどい状況でした。エリの息子たちの行動からも、そのことはわかります。「主の言葉が臨むことは少なく、幻が示されることもまれであった。」(3:1)ともあるように、主が語られることがない状況がイスラエルにあったのです。その時代に、サムエルは主に仕えていたのです。

◆3節では「神のともし火は消えておらず」とあります。主の宮にあった燭台の火が燃え続けていたこと、イスラエルの霊的な状態にも、神のともし火が消えていないそのことを表しているのではないでしょうか。その神の宮でサムエルが寝ている。サムエルが預言者として、霊的なともし火を燃え立たせる者であることを表しているのではないでしょうか。主は、サムエルに呼びかけられました。しかも、1度だけでなく、3度もです。サムエルがしっかりと応答するまで呼びかけてくださるのです。

◆現代の私たちの社会は、イスラエルの霊的状況と同様なのではないでしょうか。主の前に悪とされることが横行している今の社会。けれども主はイスラエルに士師を召し出し、サムエルに語りかけてくださったように、この社会を生きる信仰者たちに対しても、御言葉を通して語りかけてくださっているのではないでしょうか。

◆療養期間中、御言葉を体験する機会が多く与えられました。確かに生きておられる主が、語りかけてくださっている。そのことを体験することができました。神のともし火は決して消えることがありません。私たちは、そのともし火を灯し続けることが大切なのです。

坂西恵悟

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