今週の一面「神様の確かな導き」サムエル記上9:11-21 3/28

Shin1

◆サウルは、同行した若者の提案を受け、先見者(すなわちサムエル)に会いに出かけていきます。サウルは、サムエルをサムエルはサウルを知ることはありませんでした。しかし、サウルがサムエルに会う前日に、主なる神様はサムエルに対して語られていました。サムエルに語られた主からの言葉は驚くほど具体的な内容でした。イスラエルの指導者になる人物は、ベニヤミンの地から出るということ。その人物が明日サムエルの場所へと遣わすことが語られていったのです。

◆神様は、イスラエルの民の叫びを聞いておられます。その声に応答してくださり、イスラエルをペリシテの手から救い出してくださるのです。そのためにサウルを神様は召し出してくださいました。サウルは自分自身が最小の部族のベニヤミンのものであること、そのベニヤミン族の中でも最小の一族の人間であることを告白します。このことからも、神様は、最も弱いものを選ばれ、へりくだった者に恵みを与えられる恵みと慈しみに富んだ方であることが表されています。

◆ベニヤミンの地からやってくるのは「王」ではなく「指導者」です。「指導者」の原語は「告知を受けた者」という意味です。ですから、王様へのプロセスは民に選ばれることも必要ですが、その前に主なる神様が選ばれているということが大切になるのです。

◆神様は、最小の部族、最小の一族から王を選ばれました。人間の主権からではなく、主なる神様の主権がイスラエルにのぞんだのです。私たちは、主の前にいつも謙遜になり、仕えるものとして歩みたいのです。

坂西恵悟

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