〜遠野の風だより〜 No.36 最終回  

ありこ

遠野にも遅い春がきました。
遅い分、一斉に春の花が咲いて外に出るのが楽しくなります。

〜遠野の風だより〜 No.35  

ありこ

ゴールデンウイークに入り、遠野で花見会がありました。
遠野市とNPO遠野まごころネットが呼びかけて、遠野市民と
まごころネットに来ているボランティアさんとでお花見をしました。

〜遠野の風だより〜 No.34  

ありこ

4月2週目に入ると、遠野でも水仙が咲き始めました。
今週は神奈川連合と東京連合と仙台の壮年会からボランティアに来てくださり、
大槌町の仮設団地にテーブルとベンチを作って寄贈します。

〜遠野の風だより〜 No.33  

ありこ

大槌町のお茶会が無い週は、仮設の方の安否確認に行きます。
先週、春分の日の週は安否確認と次のお茶会の打ち合わせに行きました。
アポなしで行きますので、必ずお会いできる訳ではありません。
アポを取ってから訪問しますと、お茶やお菓子を準備して待っていて下さって、
ご迷惑をおかけすることになるので、いつも「いきなり訪問」をしています。

〜遠野の風だより〜 No.32  

ありこ

東日本大震災から二回目の3.11を迎えました。
大槌町では10日に一般の献花場を設け、11日は遺族だけの追悼式がありました。
両日はその前日よりも気温が下がり、雪がちらつきました。
「あの日も雪が降ったね」と二年前を思い返す方がいます。

記念日反応(大きな出来事から1ヶ月、1年と節目のときに感情が激しく揺れてしまう)
が懸念されました。
昨年は抑うつ的な気分になる方、引きこもりになる方がありましたが、
今年はお茶会でみる限り、昨年よりお元気そうに見えました。
が、「肩もんで」と言ってくる方があり、「私は手がしびれる」
「私は足がだるい」など不調を訴える方が多くありました。
いままでも「手もみ」はしていましたが、症状を言ってくることは初めてでびっくりしました。
本人も気づかない不安などの思いがあるのでしょうか。
これも記念日反応の一つなのかもしれません。

夫と2回目の3.11を線路も駅舎も流された大槌駅で、2時46分のサイレンに合わせて
黙祷をささげました。
家が流されて土台だけになった所に、お花やお供え物があちこちで見られます。
家族や親戚、友人、知人を亡くした方たちの悲しみあふれる町です。
大槌町の江岸寺の住職は、父親と息子さんがまだ見つからないなか、
「わすれないで、というのは被災していない人に言う言葉。(被災した)私たちは
わすれましょう。でないと思い出せないから」と言われます。
これを聞いた後ことばが見つかりません。悲しすぎます。

〜遠野の風だより〜 No.31  

ありこ

2月の最終週は8名でボランティアに来てくださいました。
そのうちのYさんは、ピアノ奏楽の上手なかたです。
最近、小鎚第4仮設で「花は咲く」を歌いたいとリクエストがありまして、
ちょうどYさんが来てくださるので、「花は咲く」を練習してきて下さい、と
お願いしました。

〜遠野の風だより〜 No.30  

ありこ

遠野市では「遠野物語ファンタジー」という演劇が毎年あります。
柳田国男著の「遠野物語」から、毎年違う演目です。
この演劇は、出演者はもちろん、脚本や演出、生演奏の楽団、混声合唱団、
裏方の大道具、衣装、床山、照明などなど、様々な役割を総勢300人以上の
遠野市民で作り上げます。
年齢は幼稚園の子供から、70歳代の大人まで。
職業も様々で主婦や学生もたくさん参加されています。
しかし、素人集団とあなどれない、しっかりとした構成で、2幕15場面の
笑いあり、涙ありの2時間です。

〜遠野の風だより〜 No.29  

ありこ

ボランティアに来てくださった東京女子大生とお茶会に行ってきました。
13日は小槌第7仮設、14日は小槌第4仮設です。
学生4名と引率の先生1名でしたが、それぞれのお茶会では
仮設の方々といろんな話をして、寄り添ってくださいました。
お茶会ではよく歌を歌います。連盟が用意した歌集をつかいますが、
童謡や70歳代や80歳代の青春時代の曲もあり、学生には初めて聞く、
「歴史の教科書に載っている」曲がありました。
まだ高齢ではない私も、時代を感じました。

14日はバレンタインデーですので、仮設の各家庭にチョコレートを
お配りしました。
お留守の所は玄関先に置いて、玄関まで出てきてくださった方には手渡しします。
ある学生はそこで立ち話をしてなかなか出てきません。
時間はかかるけど、大切なボランティアだと思いました。

お茶会に来てくださった方にも、チョコレートをお渡ししましたが、
反対に、夫にチョコレートを用意してくださった方もあり、夫の人生で最大の
「モテ期」がやってきました。(笑)

〜遠野の風だより〜 No.28  

ありこ

北海道へ行ってきました。
無牧師の釧路教会の講壇支援と遠野ボランティアセンターの報告と休暇を兼ねて。
八戸港と苫小牧港をフェリーで、後は車で移動です。
出発の日はまた寒波がやってきて、午前中は東北道が一部通行止めでしたが、
お昼からは解除されて順調に行き、無事北海道に上陸しました。

〜遠野の風だより〜 No.27  

ありこ

被災地で一人のおじさんと出会いました。
雪の降る中、おじさんは自宅の庭で服を燃やしているところでした。
私たちを見ると手を休めて、「コーヒーを飲んでいって」と自宅に
招き入れてくださいます。
立派な家の中は雑然として生活感が無いように思えました。
リビングの大きな祭壇の中に、奥様の写真が何枚もありました。

3月11日震災当日、おじさんは仕事で兵庫県に居て、地震と津波のニュースを見て
すぐに奥様のいる自宅に向かうものの、交通の大変な混乱の中でたどり着いたのが
8日後。
家に居たと思われる奥様はどこを探しても見つからず、今もまだ行方不明のままです。

高台にある家の一階天井近くまで水に漬かり、泥かきして家具や食器など散乱
しているのを片付けて、今は一人で住んでおられます。
悔しさも寂しさも淡々と話をするおじさん。
何も言えず、ただうなづくだけの私たち。
奥様の「服を燃やすことは大変なんだ」と言ったおじさんの顔は、忘れられない。

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