神との正しい関係を保つ

管理人

◆昨年末世間を騒がせた問題が明るみに出ました。
余り聞き慣れない四文字熟語が飛び出してきました。
「経済設計」「法令遵守」「強度偽装」これらの言葉から推測するに、「経済設計」とは、当然法令で定められた基準の中で行われるものであり、「法令遵守」を説く必要も無いと思われます。

◆しかし、「法令遵守」ではできない「設計」を求めるため、「強度偽装」をせざるを得なくなる。といった奇妙な関係があることを感じました。
これらは、目に見えない部分の問題であり、地震がなければ、偽装を見抜けなかれば、分からなかったものです。
また、許認可取得に関わる資格者を利用した悪質なものです。

◆「士」の付く仕事を個人などでしている場合、武士の士を用いていることから「侍業」と呼びます。
私も士の付く仕事をしています。
侍とは一国一城の主であり、城を守るために刀(資格)を用います。
そこに侍をうまく利用して旨みを得ようとする族(ヤカラ)が登場するのです。
最初は先生、先生と誉めて持ち上げておいて、時が来ると「出来ないなら他に回す。」と言って、声を荒げるのです。
すると侍は城を守る為に不本意ながら引受けざるを得なくなります。
今回の問題のように偽装まで行かなくとも、法律違反ギリギリの判断を迫られることは常に「士」に付きまとっているのです。
その時「士」の誇りが、「法令」を「遵守」することをはっきり言わせるのです。

◆私たちとイエス様との関係はどのように保たれているのでしょう。         
自分という城を守るために、イエス様を城の外に追い出してしまっている奇妙な関係になっていないでしょうか。
イエス様を自分の中に受け入れ、悪魔の囁きから遠ざかり、見えざる神との正しい関係を保つために一所懸命になることを祈り求める必要があります。
「心をつくし、精神をつくし、力をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ」「自分を愛するように、あなたの隣人を愛せよ」という二つの戒めを守り、自分の立場を弁護することなく、愛を実践できるように常に備えていきたいものです。
(ルカ10:25~37)

そして結び合わされた信仰者の群れを主は用いてくださり、私たちをどんな強い悪魔の働きがあっても、壊れることのない聖なる神の住まいとしてくださるのではないでしょうか。
(エペソ2:21,22)

(伊東昌彦)

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