思い煩いからの解放

管理人

◆聖書の中には「恐れるな」という言葉が365回出てくると言います。
365日、私たちは毎日毎日、不安と恐れの中にいますから、聖書は「恐れるな、恐れるな、恐れるな」というメッセージをくださっています。

◆それにも負けないほど「思い煩うな、思い煩うな、思い煩うな」と、本日のメッセージ箇所(マタイ6:25以下)で、徹底的に神に対して信頼するように勧めております。

◆「思い煩い」というギリシャ語はメリムナオです。
これは、「分割する」という意味のメリゾーと、「心」を意味するヌースの二語から合成されています。

◆したがって、思い煩いとは「心を分割する」という意味で、使徒ヤコブは、心が二分された人の不幸な状態を「そんな人間は、二心の者であって、そのすべての行動に安定がない。」(ヤコブ1:8)と描いています。
心の平和(平安)は、心の統一を前提としています。
思い煩う人は、心を二分することにより、心の平和を自ら摘み取っています。

◆思い煩いから解放されるために、主イエスは、「まず神の国と神の義とを求めよ」と語ります。
神ご自身に注意を向けることが鍵だ。
祈りの習慣を身につけよ(ピリピ4:6)。
そうするならば、いつのまにか思い煩いが消え去っていることに気付くと語ります。
神と思い煩いとは共存できないからです。

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