敗者から復活した人②

管理人

◆私たちは失敗を恐れますが、でも失敗すること自体は決して悪いことではありません。
「失敗は成功の元」というように、問題は失敗した後どうするのかということなのです。
もし、失敗がいけなければ、イエスさまは神に向かって「どうかペテロが私を裏切るような失敗はしないようにしてください」と祈ることもできたはずです。
けれども「(失敗しても)信仰がなくならないようにとペテロのために祈った」のです。

◆竹は節がないほうがきれいだと思う方もおられるかもしれません。
けれど、節があるほうが折れにくいのです。
失敗のない、挫折のない人生のほうが幸せだと思われるかもしれません。
けれど、失敗も挫折も知らない人は人生の表面だけで終わってしまうのではないでしょうか。

◆失敗や挫折を通して、私たちは今まで見えなかったものが見えるようになり、人の痛みがわかるようになるのではないでしょうか。

◆ペテロは失敗を通して、自分の小ささ、弱さ、もろさを知りました。
そして、そこから神の大きさ、強さ、確かさを知りました。
そこからシモンはペテロへと本当の意味で変えられていきました。
そのことを伝えたくて、彼は自分の失敗を大胆に語ったのです。
ペテロは敗者から復活する喜びを味わい、残りの生涯を自分を赦して下さった方に捧げた一人です。
彼は復活のイエスに出会い、新しい出発をすることができたのです。

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