敗者から復活した人(ペテロ)④

管理人

◆問題だらけのペテロが、いったいどのようにいやされ、変えられたのでしょうか。
まず一つは、ペテロ自身が自分の弱点を持って、主の御前にあるがままの姿で進み出たことです。
長所のゆえにイエス様の前に進み出ることのできる人など、ほとんどいないでしょう。
弱さのゆえに主のもとに進み出て、自分の弱さを告白すること、それは弱さが多く、足りないゆえに、イエス様が必要であるということを意味します。

◆イエス様がペテロを高く評価されたのは、その正直さのゆえでした。
「主よ!私は罪人です。主よ!私はお天気屋です。主よ!私は意志が弱いです。主よ!私は整えられていない者です。主よ!私は矛盾だらけの者です」

◆ペテロは、自分で弱点をよく知っていました。
ペテロは自分の弱さを見て、主の御前にそれをさらけ出しました。
そうして主は、ペテロの弱さを一つずついやし、取り扱われたのです。
ですから、その分、回復も早かったのです。

◆いやしには、プロセスがあります。
ペテロは、一朝一夕でペテロとなったのではありません。
イエス様は、原石のシモンを、3年半の間、削って、磨いて、加工し、宝石のようにして、ペテロにされたのです。
私たちがいやされる秘訣もまた同じです。
ペテロのように、あるがままの姿で主のもとに進み出ましょう。
それによって、いやしの御業が現れるのです。

(続く)

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