神様に用いられる人 (3)

管理人

◆神様がモーセを用いられたのは、いつだったでしょうか。
それは、低くされて、謙遜に神様だけを頼るようになった時でした。
自分が「強い」「出来る」と考えた時ではなく、むしろ自分自身が「足りない者だ」「無力だ」と考えるようになった時、神様は彼を用いられたのです。

◆D.L.ムーディは、モーセの生涯をこのように描写しています。
「モーセは始めの40年間は、自分が大した人物(something)だと考えて生きた。
けれども、その次の40年間は、自分が何ものでもないこと(nothing)を知るに至った。
そして最後の40年は、何ものでもない自分(nothing)を神様が捕らえて用いてくださるならば、権能者
(every-thing)になることもできると知る人生を生きた。」

◆モーセは、エジプトの王子として暮らしていた時には、自分には何でも成し遂げる力があると考え、自分を「大した人物(something)」だと考えました。
その後、40年間のミデヤンの牧者として過ごした時には、荒野の中で、自分自身が何ものでもない
しもべ(nothing)であることを悟りました。
そして、最後彼の人生の絶頂期にモーセは自分には何もできないが、全能の神様が捕らえて用いてくださるならばどんなことでもできる(everything)ということを悟ったのです。
私たちの人生もこれと同じです。

◆モーセは欠点があり、失敗も多い人でした。
しかし、神様だけを頼るようになった時、彼をとおして出エジプトの偉大な御業を起こされたのです。

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