◆「イエス・キリストを信じるなら、すべての問題は解決して、平坦な道を歩むことができる」ということを聞くことがあります。
しかし、これは違います。
信徒は成功と安逸だけを約束されているのではなく、依然として失敗と苦しみも経験します。
聖書はむしろ、失敗と苦しみを通して成長することができると教えています。
モーセの人生は偉大な成功のためにはみじめな失敗も必要だということを教えてくれます。
◆モーセは失敗し、みじめな思いをしたことを通して変えられました。
神様は、失敗した後の40年間の荒野での生活の中で、モーセを世の中で最も柔和な者へと造り上げ
られました。
そして、御自分の働きにお用いになられたのです。
◆エジプトの王パロも、モーセと同じように失敗しました。
しかしモーセと違う点は、失敗した結果、彼はかたくなになってしまったのです。
失敗の呪いは、心が固くなることです。
失敗して柔和になり、従順に従うようにならず、反抗的になる、これこそが失敗のもたらす災いです。
◆失敗や訓練の経験によって、モーセのように従順と柔和な人物になって、神に用いられる人生を歩むか、パロのように心をかたくなにして、反抗的になって、滅びに向かっていくか、天地の差になってしまいます。
「苦しみにあったことは、私にとって幸せでした。私はそれであなたのおきてを学びました。」
（詩篇119:71）
