神様の教育(訓練)

管理人

◆モーセは40年間、エジプト王宮で生活し、最高の学問を学びました。
人が享受できる幸福の絶頂を体験しました。
しかしそれだけでは不十分でした。
モーセには神様のさらなる教育が必要でした。
それは、「荒野」という「神様の大学」です。

◆荒野の険しい環境は、霊的にも肉的にもモーセを練りきよめました。
40年もの荒野での生活をとおして「不便」、「逆境」という訓練を「静寂」の中で受けていなかったら、この後、イスラエルの民を導いて、荒野において40年間生きることはできなかったことでしょう。

◆神様は私たちを愛され、モーセのように用いようと、私たちに荒野を備えられます。
私たちは荒野で学ばなければなりません。

◆荒野はヘブル語で「ミットゥバール」と言います。
「ミットぅバール」は「ダバール(語る)」という動詞に由来しています。
荒野は沈黙で静寂な所だからこそ、神様が聖徒たちに語られる所なのです。

◆私たちの人生にも逆境(荒野)があります。
病気や挫折、失敗、愛する人の死等々。
このような荒野において、神様は私たちに出会い、教育されるのです。

「主は彼を荒野で見い出し、獣のほえる荒野で彼に会い、彼をいだき、世話をして、ご自分のひとみのように、これを守られた。」

(申命記32:10)

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