果敢に挑戦していく者

管理人

◆約束の地を目前にしながら、その地を踏む事のできなかったモーセが120年の人生
を終わろうとする時、次世代の人々に遺言のようにして遺した律法ーそれが申命記で
す。そこから21世紀に生きる私たちに今語られる神からのメッセージを聴きましょう。

◆新しい地に入り、神の恵みを享受するためには、越えなければならない壁がありま
す。人は誰でも放っておくと、後ずさり、うずくまり、おののき、後ろ向きになる性
質があります。

 ①しかし、決して後ろ向きになってはいけません。「主が賜る地は良い地です」
(1:25)と報告を聞きながら登らず、つぶやいていては登るエネルギーも湧かず、神
の祝福もありません。壁はアモリ人でもアナク人でもなく、ましてや神であろうはず
もないのです。壁は、駄目だと信じてしまう自分自身の心なのです。この心の中の堂々
巡りに勝たなければ新しい祝福の1頁はありません。この壁を乗り越えることができ
たなら、そのすぐ先に神の祝福が用意されています。

 ②とにかく、神を見つめることです。そうすれば、後ろ向きにならず前進すること
ができます。それは「先立って行かれる神が、…あなたがたのために戦われる」
(1:30)からです。昼は雲の柱、夜は火の柱で導き、紅海を二分し最強の軍隊から守
り、マナをもって養われ、荒野の「全道中、主が、あなたを抱かれた」(1:31)神を
見つめ恵みを思い起こしながら、後ろ向きの自分の心を断ち切り、果敢に挑戦してい
く者となりましょう。

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